「長財布にした方がお金が貯まる」ってきいたことがありませんか? これって本当?
2010年12月に出版された『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』(亀田潤一郎/サンマーク出版)の中では、多くの財布を見てきた著者の分析に基づいて、お財布診断が書かれています。
「お金持ちの財布は、長財布が基本」「収入の多い人ほど高級な財布を使っている」など。特に興味深いのが、「年収は財布の価格の200倍」という法則です。2万円の財布を使っている人であれば2万円×200倍=400万円、3万円の財布を使っている人ならば3万円×200倍=600万円が年収となるそうです。
しかし、あくまでも整理用の道具である財布に、いちいちこだわっても・・・と思います。大切なのはその中身。きちんと財布の中を整理して、自分の持っている財産の情報を確認しておくことが肝要です。
そもそも、長財布はサイズが大きいため、ポケットに入れられない。カバンのスペースを取るなど男性には不人気で、二つ折りの方が実用性があるようです。一方、女性は家計を管理する観点からレシートやカードをたくさん持つので長財布を好むようです。
世界の億万長者は、長財布を使っている人はいないようです。長財布だとかさばる上に、カバンの中に無造作に入れて置くとスリなどに遭いやすいと言われて
います。また海外はカード文化のところも多く、財布に入れるものが少ないため必然的に大きな財布を持ち歩かなくても良いということもあるようです。
実際、これまでの有名な経営者たちは、質素倹約な方が多いともききます。お金持ちほど、お金にシビアです。商品やサービスが値段に見合っているか、厳しい目を持って評価しています。賀沢を楽しむけれど、決してムダな出費はしないのです。稼ぐことの大変さを知っているからこそ、真のお金持ちほど質素な人が多いのでしょ
う。
現在エグゼクティブとなっている人たちは、高級品の長財布にしたから、その地位にたどり着いたわけではなく、エグゼクティブになったから、それなりの
財布を持つようになったと考えるべきでしょう。
お金を貯める人、財産を増やす人は効率化がうまいと言われています。今後お財布選びをする際は形状にこだわらず自分にとって実用性のあるものを選びたいですね。